熱中症対策その②
今日の大阪の最高気温も、
昨日とほとんど変わらず37度ぐらいまで上がるそうです。
本来ならば接骨院のホームページのブログなので、
肩こりや腰痛について書くのが普通かもしれませんが、
尋常でない暑さが続いておりまして熱中症のリスクが非常に高まっているということ、
肩こりや腰痛で命を落とすことはありませんが、
熱中症は命を落とすリスクが非常に高くて、
運よく助かったとしても脳に障害が残る可能性が非常に高いので、
しばらくは熱中症の予防について書いていきます。
さて今回は私が熱中症の予防として一番大事だと思っていることは、
十分な睡眠を取るということです。
なぜかと言いますと普段我々の体温は36度ぐらいに設定されていて、
これよりも体温が高くても低くても体内の組織が壊死してしまいます。
そうならないために外気の温度が高かろうが低かろうが、
脳からの自律神経の働きによって体温は常に36度ぐらいになるように調節されています。
例えば外気の温度が高くなったり強度の高い労働や運動などによって体温が上昇すると、
脳は自律神経の働きを通して深部から体表面への血液量を増やすことによって体内の熱の放散を促したり、
発汗を促すことによって体表面の温度を下げたり、
発汗によって体内の水分が減少すれば喉の渇きを感じさせることによって飲水行為を促したりしているのですが、
それ以外にも脳は生命を維持するために、
体内環境や体外環境の変化などの膨大な量の情報を処理してそれに対応しなければなりません。
なのでもし十分な睡眠が取れてなくて脳を休ませてないとするならば、
脳は疲労して生命を維持するために体内環境を一定にするための機能に支障をきたしてしまい、
高い外気温や強度の高い労働や運動によっての体温の上昇に対して適切に対処しきれずに、
熱中症になってしまう恐れが十分にあります。
なので夜間のオリンピックの中継が気になる今日この頃ですが、
酷暑のこの時期はエアコンをかけて部屋の温度を適切に保って、
十分な睡眠をとることによって疲れた脳を休ませてあげることが一番の熱中症予防かと思います。