冷やしすぎにご注意
さて前回は体内の深部温度が上がりすぎて熱中症になるのを防ぐには、
体内を内部から冷やすために、
冷たいものを食べたり飲んだりするのが一番いいということを書きましたが、
だからといって冷たいものを食べすぎたり飲みすぎたりして、
お腹を冷やしすぎないように注意してください。
というのは胃腸にある消化酵素は36~37度ぐらいの温度で一番活発に働きますが、
それ以下の温度になると働きが低下して消化不良をおこしてしまうことがあります。
冷たいものを食べすぎたり飲みすぎたりすると、
お腹をこわして下痢してしまうことがあるのはそのためです。
もちろん炎天下での強度の高い労働やスポーツの際もしくは軽度の熱中症が疑われる場合は、
予防のために冷たいものを食べたり飲んだりして体内の深部温度を下げることが大事になってきますが、
それ以外はもちろん熱中症予防のための水分補給は大事ですが、
水分補給の際にはあまりお腹を冷やしすぎないように、
自分に合った温度の飲み物をこまめに適量に飲むのが望ましいかと思います。