サウナと水風呂を交互に
たまに風呂屋や温泉に行くことがありますが、
そういう所にはほとんど必ずといっていいほどサウナのほかに水風呂があります。
「何だ、風呂屋や温泉は熱い風呂やサウナで体を温めに来る所やのに、わざわざ水風呂なんかに入る人おるんかいな?」
と思ってらっしゃる方も多いのではないかと思いますが、
今日はなぜ風呂屋や温泉に水風呂があるのかということと、
風呂屋や温泉においての水風呂の正しい使い方についてお話します。
冬の寒い時期に熱い風呂やサウナに入ると体が温まると同時に体中の血管が拡張して血流が良くなります。
血流が良くなると血液の中に滞留している細胞の代謝産物である老廃物や疲労物質が血流によってながされて、
腎臓から尿と一緒に体外へ排出されやすくなります。
そこで水風呂に入ります。
すると体中の血管が収縮して血流が悪くなります。
そこでまた熱い風呂やサウナに入ります。
するとまた血管が拡張して血流が良くなります。
つまりずっと熱い風呂やサウナで血管が拡張しっぱなしの状態よりも、
熱い風呂やサウナと水風呂を交互に繰り返して血管の収縮と拡張を繰り返すことによって、
血管のポンプ作用で血液の中の老廃物や疲労物質がそれだけ流れていきやすくなります。
なので疲労回復にはとても効果があります。
よく北欧などでサウナから出てくるとサウナの前の水にドボンと飛び込むシーンを見かけますがあれと同じだと思います。
その他にも水風呂の効果はまだありますが紙面の都合上また次回にさせていただきます。