熱中症予防
4月の23日(水)から「熱中症警戒アラート」の運用が開始されこれからいよいよ暑くなってくる季節となりました。
接骨院のブログなので本来でしたらここでは肩こり、腰痛、膝痛等について取り上げるべきかもしれませんが、
今年の夏も去年の夏に負けず劣らず猛暑となる予想で、
誰しもが年齢や生活習慣に関係なく夏場の猛暑の下で生活をしなければならない以上は、
常に熱中症になるリスクがあるということ、
本人が気づかないうちに症状が悪化して気づいた時には手遅れになる場合が非常に多いということ、
たとえ一命を取り留めたとしても何らかの形で後遺症が残る可能性が非常に高いということなので、
今回はあえて取り上げてみたいと思います。
★熱中症とは
我々人間は体温の調節機能によって常に体温は36~37度ぐらいに保たれていますが、
夏場の炎天下では大量の発汗などによって体内の水分やナトリウムが失われたり、
外気温が高いことによって体内に籠った熱が外に放出できなかったり、
睡眠不足や疲労などが原因で体温の調節機能が働かなかったりして、
体内に熱が籠って体温が上昇した状態のことをいいます。
★熱中症の症状
軽度の場合ですと、頭痛やめまい、だるさ、気持ち悪さなどの症状があり、重くなるにつれて、
吐き気や嘔吐、筋肉のけいれん、意識障害などをきたすようになります。
★熱中症の予防
熱中症で一番多いのは、
炎天下で大量の発汗などによって体内の水分が失われて体温調節ができなくなることによって起こる体温上昇です。
こまめな水分補給を心がけましょう。
汗と一緒に塩分も失われてますので塩分タブレットや梅干しなどで塩分も意識して摂取するようにしてください。
また常日頃からバランスの良い食事や十分な睡眠を心がけるようにしてください。
★暑熱順化
暑熱順化とは暑くなる前に身体を暑さに慣れさせて熱中症になりにくい身体づくりをするための適応プロセスです。
やり方は朝夕の涼しい時間帯を選んで軽いジョギングや散歩などで汗をかくことによって徐々に暑さに身体を慣らしていきます。
最初は軽い運動からですが徐々に運動の時間や強度を増やしていきます。
暑熱順化が進むと発汗量が増えて暑さで熱を持った体表面の温度を下げやすくなります、
また血液量が増加することによって血液の循環が良くなるとともに身体全体の熱量が均一になります。
また皮膚への血流が増えることによって皮膚からの熱の放散が促進されます。
★まとめ
今年の夏も去年と同じように猛暑になる予想です。
だからといって我々は渡り鳥のように夏の暑い時期だけ涼しい場所に移動することもできません。
普段から十分な睡眠を取るとともにバランスの良い食生活を心がけて、
熱中症になりにくい身体づくりを意識してみて下さい。