変形性股関節症とは

★変形性股関節症とは

変形性股関節症とは主に加齢などで股関節の軟骨がすり減ることによって、

関節が正常に機能しなくなったり動作時に痛みがでたりする病気です。

加齢に伴っての摩耗や変形なので主に高齢者に多い疾患ですがまれに若い人でも発症することがあります。

なお股関節症には先行する基礎疾患を有さない一次性股関節症と、

先天性股間節脱臼や形成不全、または外傷や炎症などによる二次性股関節症がありますが、

今回は一次性股関節症について取り上げます。

★変形性股関節症の症状

股関節症の主な症状は関節の痛みと機能障害になります。

最初は立ち上がりや歩き始めの際に太ももの付け根に動作時痛が感じられますが、

症状が進行してくるとその痛みがだんだんと強くなってくるとともに持続痛や夜間痛などの症状も現れてきます。

日常生活においては足の爪切りがやりにくくなったり靴下がはきにくくなったり正座が困難になったりします。

★変形性股関節症の検査法

左右の足の長さを測る身体検査の他にレントゲンやMRI検査などの画像検査によって、

股関節痛の原因が関節そのものによるものなのか周囲の筋肉や軟部組織によるものかを特定します。

★変形性股関節症の一般的な治療法

保存療法としては温めることで患部周辺の血行を良くして筋肉をほぐすことによって痛みを和らげる温熱療法や、

関節の位置を矯正して症状を和らげる方法、

股関節周辺の筋肉を鍛えることによって関節痛を和らげる運動療法などがあります。

また症状が進行してくると保存療法では限界が出てくるので、

骨切り術や人工関節置換術などの手術がおこなわれることもあります。

★当院の治療法

当院では股関節周辺の筋肉をほぐして症状の改善を図るとともに、

股関節を動かすことにより関節包からの滑液の分泌を促すことによって関節の動きを滑らかにし、

すり減った軟骨の再生を促します。

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