腰痛について
★腰痛とは
主に腰部においての痛みやはりなどといった不快感の総称で、
日本人の成人の90%が何らかの機会に経験しているとされていて、
一般に坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などによる神経の圧迫からくる、下肢の痛みや痺れなどの症状を伴うのも含みます。
また背骨の変形や骨折などといった骨に異常が起きているケースも多くあります。
期間によっては、急性(6週間まで)、亜急性(6~12週間)、慢性(12週間以上)に分類されます。

★腰痛の原因
腰痛の原因はさまざまですが主に長時間の中腰や猫背などの同じ姿勢を続けることによって、
腰や背中の筋肉が緊張し続けた時や運動不足で腰を支える筋肉が弱っている時などに起こりやすくなります。
また日常の姿勢や生活習慣による筋疲労や身体の歪みなども大きく関係しています。
★腰痛の症状
腰部においての痛みやはりなどの不快感が主ですが、
坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などによる神経の圧迫がある場合には、
それに伴って臀部から下肢にかけての痛みや痺れがある場合もあります。
★腰痛の検査法
病院や整形外科などでは、レントゲン、МRI、CTなどの画像診断が主になります。
接骨院ではレントゲンやMRIなどの画像診断はできませんが、
視診による体の姿勢のバランスチェックなどで骨盤や背骨に歪みがないかを診たり、
触診によって実際に腰や骨盤、背骨の周囲を触ることによって筋肉の硬さや炎症の有無を確認します。
さらに仰向けで脚を持ち上げるSLRテストで痛みや下肢への痺れの有無を確認したり、
仰向けで股関節や腰椎を捻じることによって股関節の可動域や骨盤の状態、痛みの有無を確認します。
★腰痛の一般的な治療法
病院や整形外科などでは腰痛がひどい場合に対しては痛みと炎症を和らげるために投薬治療や神経ブロック注射が行われます。
また医師の指導の下で理学療法士によるリハビリテーションも行われるとともに、
必要に応じて骨盤ベルトやコルセットなども処方されます。
★当院での治療法
当院では腰痛がひどい場合に対しては微弱電流治療器を用いて痛みや炎症を和らげるとともに傷んだ細胞の修復を促進します。
また整体治療やストレッチなどを通して固くなった筋肉を緩めたり腰椎の可動域を高めることによって、
痛みの出にくい身体づくりを目指します。
★腰痛の予防法
長時間のデスクワークや車の運転などで猫背などの悪い姿勢を長時間続けると、
背骨のS字カーブが崩れることによって腰に負担がかかります。
デスクワークや車の運転などで長時間における座りっぱなしの姿勢を続ける場合には、
あごを引いて背筋を伸ばして腰と脚の付け根が直角になるように深く座ることによって、
背骨のS字カーブを維持するとともに腰にかかる負担も軽減します。
また腰や背骨を支える筋力が衰えることによって腹圧が下がるとともに腰の支持性も低下します。
背骨や腰を支える筋肉の柔軟性を保つには日々の運動も大切です。