食事による水分補給
我々人間の一日の必要水分量はその人の年齢や日中における活動量にもよりますが、
大体一日2ℓ~3ℓぐらいと言われていますがその内の食事からの摂取水分量は約1ℓ~1.5ℓにもなります。
もちろん味噌汁やスープ、麺類の汁などもそうですが、
特に多く水分を含む食物は野菜や果物などでなんと全体の90%以上が水分です。
なので1日の必要水分量を摂取する上で朝昼晩の3食とるということは非常に重要になってくるわけです。
中でも特に夏場は熱中症予防という点において朝ごはんをしっかりと食べることが非常に重要になってきます。
朝ごはんの役割は夜に寝ている間に寝汗や不感蒸泄によって失われた水分の補給、
夏場に体温が上がり過ぎを防ぐための自律神経の活性化、
朝に食事をすることによって胃や腸の蠕動運動を促進させて腸に溜まった便の排便を促す、
暑いところに出る体力をつけることです。
それに食事の場合ですと小腸からの水分吸収の際に必要となる塩分や糖分も一緒に摂取することができます。
特に朝忙しい方はついつい朝ごはん抜きで出勤したり学校に行ったりしがちですが、
朝ごはん1食抜くとそれだけで500mlの水分が摂取できていないということになりますので、
それだけ熱中症になるリスクが高まるということになります。
もちろん朝ごはんをちゃんと食べるにこしたことはないのですが、
どうしても食べられない場合には、
その分500mlの水分補給を何らかの形での塩分や糖分補給と一緒にしたほうがいいかと思います。