腰痛について
現在において日本の腰痛人口は約2800万人といわれており、
その中でも特に40代から60代にかけて多く2人に1人が腰痛もちだといわれています。
また日本人の8割以上が何らかの形で生涯において腰痛を経験するといわれています。
さらに病気やけがなどで自覚症状を持つ人のうち腰の痛みを訴える人の割合は男性で1位、
女性では肩こりに次いで2位(平成22年国民生活基礎調査)となっており、
腰痛は誰もが経験するといっても過言ではないということになるかと思います。
腰痛の中でも原因が特定できるものは15%、
それ以外の85%は原因が特定できない非特異性腰痛といわれています。
もともと人間が二本足で立っていられるのは、
背骨の両側に骨盤や仙骨部と肋骨をつなぐ脊柱起立筋という筋肉が、
常に緊張して働いて背骨を両側から支えているおかげで、
背骨がヨットのマストのようにピンと立っているからなのであって、
その中でも腰の部分はヨットのマストの根元にあたる部分なので特に負担がかかりやすい部分となるのです。
なので腰痛は2本足で重力に逆らって大地に立っている人間のいわば宿命みたいなものであるのではないかと思います。
もちろん人間は二本足で大地に立てることによって、
他の四本足の動物とちがって両手が自由に使えるようになったおかげで、
道具を作ったり文字を書いたりすることによって、
脳が発達して文明を生み出すことができるようになったのは言うまでもありません。
しかし腰痛はひどくなると仕事や日常生活において支障をきたしやすいということもまた事実です。
当院では痛みの出ている腰の部分だけでなく、
身体全体の歪みをととのえることによって痛みの出にくい身体づくりのお手伝いをさせていただいております。
腰痛でお悩みの方は当院まで遠慮なくご相談ください。