ウォーキングの効能②
今日はいよいよウォーキングの効能についてお話させていただきます。
まず歩くことによって筋力の強化になるとともに関節の動きがスムーズになるので、
運動不足の解消や筋力低下に伴う寝たきりの予防にもなります。
また筋力強化に伴って基礎代謝量もアップするので太りにくい身体づくりにもつながりますし、
代謝が良くなることで血中脂質や血糖値、血圧の状態の改善にも効果的ですし、
善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らすので動脈硬化性疾患の予防にもなります。
さらに骨に適度な刺激を与えることによって骨をつくる骨芽細胞の働きを活性化させるのと同時に、
外に出て太陽の光を浴びることによって骨を丈夫にするのに必要なビタミンⅮの働きを活性化させるので、
骨の強化や骨粗しょう症の予防にもなるとともに転倒などによる骨折の予防にもなります。
またウォーキングは有酸素運動になるので心肺機能を強化して持久力を高めたりしますし、
脂肪の燃焼効果があるので肥満解消も期待できます。
また五感が刺激されて脳活性につながるとともに、
自律神経のバランスが整って不眠やストレスの解消にもなります。
ウォーキングの効能に関しては挙げだすときりがないのですが、
私が思う一番のウォーキングの効能はウォーキングをすることによって、
第二の心臓とよばれているふくらはぎの筋肉を収縮させることによるポンプ作用により、
重力の関係で足の下の方に溜まりやすい血液や体液などを身体の上のほうに押し上げることによって、
それらの体内での循環を大いに手助けをすることなのではないかと思います。
体内の血流が良くなることによって内臓の機能が活性化するとともに脳への血流も良くなります。
なので寝たきりになって動かなくなってしまうと体内の血液や体液の循環が悪くなって、
身体や内臓の機能が衰えるだけでなく脳への血流も悪くなってしまうので痴呆症にもなりやすくなります。
なのできつい運動は苦手だけど健康のために何かしなければという場合は、
運動靴一つでいつでもどこでもすぐ始められるウォーキングから始められるのがいいのではないかと思います。