へバーデン結節について
★へバーデン結節とは
へバーデン結節は示指から小指にかけての遠位指節間関節(いわゆる第一関節)に見られる腫脹もしくは変形であり、
主に40歳以上の女性に多くみられます。
★へバーデン結節の原因
直接的な原因は不明ですが40歳以上の女性に多いため主に女性ホルモンのエストロゲンの減少が関係しているとされています。
その他にも手仕事などで手をよく使う人にも多くみられます。
★へバーデン結節の症状
示指から小指にかけての遠位指節間関節(いわゆる第一関節)に腫脹や変形がみられ、
痛みを伴うとともに指の曲げ伸ばしが難しくなります。
そのため進行が進むと日常生活において大きな支障をきたします。
★へバーデン結節の一般的な治療法
保存療法ではサポーターやテーピングなどの固定による安静、アイシングなどによる冷却、薬物療法、
関節内ステロイド注射などがあります。
このような保存療法でも症状が改善されずに日常生活に支障をきたすようになると、
関節を固定する関節固定術や腫脹を切除する関節形成術などの手術が検討されます。
★当院での治療法
当院では微弱電流治療器を用いて症状の進行を抑えるとともに指の関節を動かすことにより、
関節包内の滑液の分泌を促すことによって関節の可動域の改善をはかります。
また必要に応じてテーピングなどで患部の固定をおこないます。