腸脛靭帯炎について
★腸脛靭帯炎とは
腸脛靭帯炎は代表的なランナー膝障害の一つであり、
腸脛靭帯の遠位部に炎症が生じることによって起こる膝の炎症です。

★腸脛靭帯炎の原因
膝の屈伸運動の繰り返しによって腸脛靭帯が大腿骨外顆と接触を繰り返すことによって炎症が起こり疼痛が起こります。
特にマラソンなどの長距離ランナーによく起こります。
★腸脛靭帯炎の症状
多くの場合に膝の外側部に痛みが生じます。
痛みは軽症の場合は運動後に痛みが生じますが、
中等症の場合は運動中にも痛みが生じ、重症化すると立ちしゃがみや階段の昇り降り、歩行時にも痛みが生じるようになり、
日常生活に支障をきたすようになります。
★腸脛靭帯炎の検査法
徒手検査ではグラスピングテストがあります。
やり方は患者さんを仰向けにして膝を90度ほど曲げてから痛みが出ている場所の少し上を親指で強く押さえます。
その状態で膝をゆっくりと伸ばしていきますがその時に痛みが出れば腸脛靭帯炎が疑われます。
病院では超音波検査で膝周辺の腱や靭帯の損傷または炎症の有無を確認します。
★腸脛靭帯炎の一般的な治療法
オーバーユースによる炎症のため、安静、アイシング、消炎鎮痛剤などの保存療法が病院では一般的になります。
★当院の治療法
当院では痛みや炎症が出ている場合には微弱電流治療器を用いたり、
腸脛靭帯やそれに付随する筋肉を緩めることによって痛みや炎症を抑えます、