モートン病について
★モートン病とは
1876年にウィーンのトーマス・モートン医師によって報告された足の指の付け根に痛みや痺れなどが生じる神経障害で、
足の中足趾節関節が持続的に背屈されることによって中足骨骨頭部を結ぶ深横中足靭帯が緊張して、
その下を通る足の指先に向かう神経が靭帯と地面の間に挟まれるような形で圧迫されて発生します。
特に足の中指と薬指との間に多く発生しますが他の足の指の間にも発生することがあります。
男性よりも女性に多く特に50~60代の女性に多くみられますが、
足に負担がかかる姿勢を繰り返せばどの年代でも生じる可能性があります。

★モートン病の原因
モートン病の主な原因はつま先の幅の狭い靴やヒールの高い靴などをよく履くことにより、
足の前部が過剰に圧迫されることによって起こります。
また偏平足や高アーチなどの特定の足の構造や形状が原因で中足骨間に圧力がかかる場合や、
長時間に及ぶ歩行や立ち仕事、特定のスポーツ活動による足への過度な負担などがあります。
★モートン病の症状
モートン病の主な症状は特に足の第3足趾と第4足趾との間に発生する痺れや痛みなどです。
この痺れや痛みなどは特に歩行時に強くなる傾向があって、
足の裏に焼けるような感覚やジンジンとした不快感が発生することもあります。
始めの頃は歩いている時に足の指の付け根付近に痺れや痛みなどを感じることが多いのですが、
症状が進行してくると足の指や甲にも痺れや知覚異常が発生することもあり、
重症化するとふくらはぎにまで激痛(灼熱痛)を伴う痛みが発生する場合もあります。
★モートン病の検査法
モルダーテストでは足の前側を挟むような形で横から圧迫して痛みがあればモートン病と診断されます。
ティネルサインでは痛みが出ている箇所(神経障害部)を打腱器や指先などで叩いてみて、
痛みがその先に広がればモートン病と診断されます。
また確定診断においては必要に応じてレントゲンやMRI検査なども行われます。
モートン病は見た目で判断できる腫れやあざなどの症状がないので、
足の指の付け根付近の痺れや痛みなどの症状から見分けることが重要になってきます。
★モートン病の一般的な治療法
まず保存療法としてはヒールの高い靴や負担がかかるような先が細い靴を避けるとともに、
足底挿板(インソール)を使用することによって足への負担を取り除いたり足趾間のスペースを確保したりします。
またマッサージなどで足趾間の筋肉や腱をほぐすことによって神経への圧迫を軽減します。
それでも症状が改善しない場合にはステロイド注射が行われたり、
患部にエタノールを注入する治療や手術によって圧迫部を切除するなどの方法があります。
★当院の治療法
当院では微弱電流治療器を用いて足趾間の筋肉や腱をほぐすことによって神経への圧迫を取り除いて症状の改善をはかります。
またそれ以外にも整体治療によって中足趾指節間節の持続的な背屈に関連したふくらはぎの筋肉の緊張をほぐしたり、
足趾間にかかる負担を軽減するために身体の歪みを改善するとともに、
テーピングなどを用いて足への負担を軽減したり足趾間のスペースを確保したりします。

