野球肘について

野球肘について

★野球肘とは

野球肘は投球動作を繰り返すことによって引き起こされる肘の障害ですが、

一つの病名を指す名称ではなくて、離断性骨軟骨炎や骨端軟骨損傷、靭帯損傷、

進行してしまった場合の変形性関節症などの複数の病名を包括的に含んだ病気です。

成長期の子供に起こることが多く、肘の障害としては代表的な病気の一つです。

野球肘の男子

★野球肘の原因

肘には多くの骨や軟骨、靭帯、腱などが存在しますが、

野球などの投球動作やラケットをふることを繰り返して肘への負荷が過剰になることによって、

これらの各種構造物に負担がかかり、軟骨がこすれてしまうことによって痛みが生じたり、

時には骨同士がぶつかって骨や軟骨が剥がれ落ちてしまうこともあります。

特に成長期の子供はまだ骨や関節が完全に発達していないために野球肘になりやすい傾向が見られます。

★野球肘の症状

野球などの場合ですと肘の内側に痛みが出て投球時や投球後に肘が痛くなるとともに肘の伸びや曲がりが悪くなり、

場合によっては急に動かせなくなることもあります。

投球1球で痛みが出て投げられなくなることがありますが徐々に痛みが出て慢性化することもあります。

多くの場合は日常動作で痛みを感じることはないですが、

症状がひどくなってくると日常生活においての肘の曲げ伸ばしでも痛みを感じたり、

急に肘が動かせなくなったりすることもあります。

★野球肘の検査法

外反ストレステストでは肘を軽く曲げた状態で肘の外側に力を加えることによって内側側副靭帯の緩みや痛みを調べます。

画像診断では、レントゲン、超音波検査、CT、MRIなどが使われています。

★野球肘の治療法

保存療法としては症状が出ている間の投球動作の中断と安静、

およびアイシングによる患部の冷却、肘自体のアライメントを整えることによる柔軟性の向上だけでなく、

肩甲骨、体幹、股関節のストレッチを行うことによって身体全体の柔軟性を高めて肘への負担を分散させます。

物理療法では、温熱療法、電気治療、超音波療法などを用いることによって炎症を抑えて組織の修復を促進します。

また投球フォームを修正することによって肘に負担がかかる投げ方を改善して再発を防止します。

保存療法で改善が見られない場合や軟骨が剝がれている場合には手術療法が検討されます。

★当院での治療法

当院では微弱電流治療器を用いて痛みが出ている患部の腫れや炎症などを抑えます。

また整体治療によって肘自体のアライメントを整えるだけでなく、

身体全体のアライメントを整えることによって肘自体への負担を軽減するとともに、

整えた肘のアライメントをテーピングを用いて、正しい状態に固定します。

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